誤操作による消失リスク

デジタルデータでも消失や劣化の可能性はある

プリントアウトして保存するよりも安全と、写真データをデジタルのまま保存している人は少なくないでしょう。プリントアウトした写真はどうしても劣化が避けられないからです。また、家庭内でのアクシデントに巻き込まれる可能性もゼロではありません。たとえば、部屋で出火したので消火器を使ったら、プリントアウトした写真にかかってしまった、あるいは燃えてなくなってしまったなどです。では、デジタルデータのまま保存しておくと、絶対に消失や劣化することはないのかというと、一概にそうだとは言い切れません。

デジタルの写真データは基本的に劣化することはないです。ただ、例外はあります。たとえば、画像閲覧ソフトを利用し、閲覧した写真データを何度も上書き保存したケースです。開いた写真データを上書き保存する際、「現時点でのデータに対し、どれぐらいのクオリティで保存するのか」を設定することができます。「100」が同じクオリティとすると「50」はその半分ということになり、もし「50」で設定していたとしたら、画像データを開いて上書き保存すればするほど加速度的に劣化していくわけです。ビデオテープのダビングを繰り返すようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。

閲覧ソフトの操作項目を勘違いして消してしまうことも

では、消失の可能性はどうでしょうか。これも絶対にないとはいえません。たとえば、閲覧ソフトなどを誤操作することによって削除されてしまうことはあるでしょう。閲覧ソフト上で画像を右クリックすると、「アルバムから消す」「削除する」といった操作を選べることがありますが、閲覧ソフト上のアルバムから消すつもりで「削除する」を選択してしまうと、パソコンから消えてしまうことになります。パソコンの「ごみ箱」に入っていれば元に戻せますが、ごみ箱からも消してしまうと元に戻すには専用ソフトなどを使う必要が出てくるかもしれません。 また、ユーザーの誤操作だけではなく、ソフトウェアのバグで消えてしまうこともありえます。たとえば、写真データをクラウドストレージサービスに保存しようと、専用ソフトを通じてアップロードしたら、なぜかパソコンからデータが削除されてしまうといったことがあるかもしれません。もし、このことに気づかず、クラウドストレージサービスを解約してしまったら二度と写真データを取り戻すことはできなくなってしまいます。こういったことを防ぐために、デジタルデータで保存する場合は「ハードディスク」と「クラウドストレージ」など、最低二か所で保存するようにしましょう。

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