デジタルデータが劣化したり、消滅しないという保証は無い

画像データとして保存する際のリスク

カメラ付きスマホで撮影された写真は、デジタルデータとしてスマホの中に保存されます。しかし、写真データとして保存できる容量には限界があるため、ハードディスクなど別の記憶媒体に移し替える形で、撮影できる枚数を確保する必要があります。あるいは、インターネットを使ってクラウドサービスに写真データをアップロードすることでも、記憶媒体を使わずに写真データを保存できます。このように、写真データをバックアップする手段が豊富に用意されている一方、そのリスクも考えておく必要があります。

ハードディスクといった外部の記憶媒体に保存する場合、何らかの原因で写真データの読み込みができない状況が発生します。そうなると、記憶媒体の復元サービスを利用しても、完全に復元できない場合もあります。仮に復元できたとしても、最初に保存した場合と比較して画像の質が落ちるといった劣化が発生する可能性があります。クラウドサービスにデータを保存する場合、利用しているクラウドサービスが提供を終了し、データが取り出せないケースも予想されます。

一度記憶媒体などに保存された写真データは、劣化及び消滅してしまう可能性があるため、何らかの対策をする必要があります。

デジタルデータを劣化や消滅から守るための方法

保存している写真データが消滅されないためには、保存先を複数用意しておく必要があります。例えば、スマホで撮った写真データを、ハードディスクとCDメディアにそれぞれコピーするといった具合です。ハードディスクが何らかの理由で読み出せなくなっても、CDメディアからデータを読み出せるため、データ消失という最悪の状況を避けられます。クラウドサービスに保存する場合は、インターネットに接続しなくても写真データを取り出せるよう、別の場所に写真のバックアップをとっておきます。

写真にかかわらず、あらゆるデジタルデータは、読み出しができなくなるトラブルを回避できない点に注意します。今使っている記憶媒体の稼働状況を定期的に確認し、書き込みしにくくなった等のトラブルが起きた場合は、別の記憶媒体への移し替えを早い段階で行います。また、外部からの不正アクセスによって、デジタルデータがなくなるといった事態が予想されるため、写真データの保存先にクラウドサービスを使わないといった選択肢も効果的です。

データを移し替える作業を定期的に行い、必ず2種類以上の記憶媒体へ保存する、この2点がデジタルデータの劣化や消滅を防ぐための重要な要素です。

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