数十年後にデータを呼び出せる機械が存在しないリスク

光学ディスクドライブは既になくなってきている

スマホなどで撮影した画像データを保存するのに、フラッシュメモリやCD-R、DVD-Rを用いている人は少なくないでしょう。特にCD-RとDVD-Rは100円ショップで簡単に購入できるため、高齢者などITにあまり詳しくない人に使われている可能性が高いです。ただ、そういった媒体に保存しておけば半永久的に安心とはいえません。なぜなら、将来的にデータを読み出せなくなる可能性があるからです。たとえば、最近のノートパソコンを思い浮かべてみてください。非常に薄く、小さくなっていますが、それにより省かれているパーツがあるのです。

それはなにかというと光学ディスクドライブ。今は有料のソフトウェアでもダウンロード販売されているものの方が主流になってきていますし、データのバックアップは外付けのハードディスクやクラウドストレージで行えますので光学ディスクドライブの出番は減ってきています。また、レンタルDVDではなくネットのオンライン動画サービスで映画を見る人が増えていて、光学ディスクドライブは不要という流れになってきているのです。この流れが続けば、いつか光学ディスクドライブの生産すら行われなくなるかもしれません。そうなればCD-RやDVD-Rに保存した画像データを読み込む機械がなくなるのです。

デジタルデータとプリントアウトしたものを一緒に保存しておく

実際、一時はどんなパソコンにも存在していて、多くの人が利用していたのに、今ではまったく見かけなくなったものがあります。それはフロッピーディスクドライブです。今、フロッピーディスクに保存されているデータを読み出そうとするなら、結構大変な思いをすることになるでしょう。周囲の人で使っている人はおらず、ドライブを買う羽目になる可能性が高いです。光学ディスクドライブもいずれフロッピーディスクと同じ運命を辿る可能性が高いので、可能であればハードディスクなど別の媒体にデータを移しておいた方がいいでしょう。

ただ、ハードディスクもだんだんとSSDに押されてきていますから数十年先はパソコンに接続できなくなっているかもしれませんし、SSDも別の媒体に置き換わっているかもしれません。結局、画像データを媒体に保存する場合、数十年後にデータを読み出せなくなっているリスクは付いて回るのです。そうならないようにするためには、光学ディスク、ハードディスク、SSDと主流の保存媒体が変わっていくタイミングでデータを移し替えるしかありません。また、デジタルデータと一緒にプリントアウトしたものを保存しておくのも一つの方法です。プリントアウトすれば、物理的に破損しない限り、数十年後でも見られる可能性が高いでしょう。

© Copyright Photo Book. All Rights Reserved.